友だちでいたいのに
2.あたしの気持ち
「別に? なんでもないけど」
あたしは、しれっとごまかしてみせた。
「あのねー、ウチらの班、これから縁結び神社めぐりやんの。キラッキラの国宝級イケメンと両想いになるために!」
ウルウルッと目を輝かせるユカちゃん。
「縁結びだ?」
恭司が、ピクッと眉をひそめる。
「瑠奈。オマエも興味あんのかよ。そういうの」
「い、いいでしょ! 悪い?」
恭司は後頭部に手をやりながら、
「別に。国宝級だか、超ド級だか知らねぇけど、せいぜい神だのみしてみろよ」
と、そっけなく言った。
恭司のバカ。
あたしの気持ちなんて、なにも知らないくせに。
「ねぇねぇ、三船くんたちは、どこ行く予定?」
ユカちゃんがたずねる。
「オレらはマンガミュージアムとか、平安神宮とか」
「マンガミュージアムいいじゃん! ユカも行ってみたいけど、今は少女マンガ読むより、少女マンガみたいな恋したい気分だし~☆」
恭司は、あきれはてたようにあたしたちに目をやって。
「……ま、なんか知らんけど、がんばれよ」
あたしは、しれっとごまかしてみせた。
「あのねー、ウチらの班、これから縁結び神社めぐりやんの。キラッキラの国宝級イケメンと両想いになるために!」
ウルウルッと目を輝かせるユカちゃん。
「縁結びだ?」
恭司が、ピクッと眉をひそめる。
「瑠奈。オマエも興味あんのかよ。そういうの」
「い、いいでしょ! 悪い?」
恭司は後頭部に手をやりながら、
「別に。国宝級だか、超ド級だか知らねぇけど、せいぜい神だのみしてみろよ」
と、そっけなく言った。
恭司のバカ。
あたしの気持ちなんて、なにも知らないくせに。
「ねぇねぇ、三船くんたちは、どこ行く予定?」
ユカちゃんがたずねる。
「オレらはマンガミュージアムとか、平安神宮とか」
「マンガミュージアムいいじゃん! ユカも行ってみたいけど、今は少女マンガ読むより、少女マンガみたいな恋したい気分だし~☆」
恭司は、あきれはてたようにあたしたちに目をやって。
「……ま、なんか知らんけど、がんばれよ」