完全無欠な財閥御曹司の秘密は、私だけに××!
振られた気分になってる私の隣で、兄は「とにかく」と部長に向き合う。
「今大河が使ってる薬はかなりきついものなんだ。服用が頻繁すぎると身体にも影響が出る。薬を飲む日数を減らしてって言ったよね?」
「このところ、土日も見合いだなんだと駆り出されて、薬を飲まないでいられる日はない」
「お見合いって薬を飲んでまでするものですか⁉」
思わず私まで口を挟んでしまう。私ならそんなの絶対しない。
なのに、部長は「仕方のないことなんだ」と言った。
身体より大事なものなんてないのに。
私はイライラした。私を見て部長は苦笑する。
「そう怒るな」
「怒ってません。でも少しくらい、自分の身体のことを考えて欲しいってだけです」
「今大河が使ってる薬はかなりきついものなんだ。服用が頻繁すぎると身体にも影響が出る。薬を飲む日数を減らしてって言ったよね?」
「このところ、土日も見合いだなんだと駆り出されて、薬を飲まないでいられる日はない」
「お見合いって薬を飲んでまでするものですか⁉」
思わず私まで口を挟んでしまう。私ならそんなの絶対しない。
なのに、部長は「仕方のないことなんだ」と言った。
身体より大事なものなんてないのに。
私はイライラした。私を見て部長は苦笑する。
「そう怒るな」
「怒ってません。でも少しくらい、自分の身体のことを考えて欲しいってだけです」