完全無欠な財閥御曹司の秘密は、私だけに××!
***
夜。私は帰るなり、キッチンにいた大河さんに文句を言っていた。
「もう! 安西さんと二人なんてめちゃくちゃ居心地悪かったんですよ!」
あれから大河さんも含めて三人で串本フーズの担当者に挨拶に行った。担当者はあの夜の女性とは違ってホッとした。考えてみれば仕事でご令嬢との関わりはなさそうだ。
しかし帰ろうとしたところで大河さんが他に寄る場所がある、と言ってその場で別れ、私と安西さんは二人で帰ることになった。
帰り際、「まさかあなたから大河くんの求婚断ってるの? つきあってるくせに?」「ありえないわ、何様よ」と安西さんからひたすら怒られた。
付き合ってるふりはしなきゃいけないので、とにかくやり辛い。どう頑張っても帳尻は合わない。
夜。私は帰るなり、キッチンにいた大河さんに文句を言っていた。
「もう! 安西さんと二人なんてめちゃくちゃ居心地悪かったんですよ!」
あれから大河さんも含めて三人で串本フーズの担当者に挨拶に行った。担当者はあの夜の女性とは違ってホッとした。考えてみれば仕事でご令嬢との関わりはなさそうだ。
しかし帰ろうとしたところで大河さんが他に寄る場所がある、と言ってその場で別れ、私と安西さんは二人で帰ることになった。
帰り際、「まさかあなたから大河くんの求婚断ってるの? つきあってるくせに?」「ありえないわ、何様よ」と安西さんからひたすら怒られた。
付き合ってるふりはしなきゃいけないので、とにかくやり辛い。どう頑張っても帳尻は合わない。