キミと過ごした、光輝く270日間のキセキ【2.19おまけ追加・完結】
そうか。まだコーヒーは口にしていないのか。
そういえば、披露宴の食事のときも、紅茶を飲んでいたっけ。
「すまない葵。ミルクは常備してなくてな。紅茶でもいいか?」
「はい。大丈夫です」
「了解」と返事をして、俺はポットでお湯を沸かした。
待っている間、同期の結婚式の引き出物に入っていた紅茶を取り出す。
このときの結婚式も、よかったな。
まだそんなに時間は経っていないはずだけど、やけに懐かしい。
結婚式のことを思い出しながら、箱から紅茶パックを取り出してマグカップに入れた。
「……手伝います?」
突然、背後から葵の声がした。
驚いて振り向くと、訪問着姿の葵がキッチンに立っている。
あぁあ……やっぱりダメ。
いつもと違う彼女の姿は、可愛くて仕方がない。
「大丈夫だよ。それより葵、こっち来て」
「……!?」
葵の手を引いて、俺はソファに腰を下ろした。
いきなりの出来事で驚いている彼女は、目をまん丸にして俺を見つめている。
……あぁ、もう。和服姿は、反則だろう。
「ごめん葵、ちょっと我慢できないわ」
「えっ!? 匠真っ……んんっ…!?」
葵の頭をグッと引き寄せて、唇を塞いだ。
「んっ……」と唇の隙間から、葵が艶やかな息を漏らす。
そういえば、披露宴の食事のときも、紅茶を飲んでいたっけ。
「すまない葵。ミルクは常備してなくてな。紅茶でもいいか?」
「はい。大丈夫です」
「了解」と返事をして、俺はポットでお湯を沸かした。
待っている間、同期の結婚式の引き出物に入っていた紅茶を取り出す。
このときの結婚式も、よかったな。
まだそんなに時間は経っていないはずだけど、やけに懐かしい。
結婚式のことを思い出しながら、箱から紅茶パックを取り出してマグカップに入れた。
「……手伝います?」
突然、背後から葵の声がした。
驚いて振り向くと、訪問着姿の葵がキッチンに立っている。
あぁあ……やっぱりダメ。
いつもと違う彼女の姿は、可愛くて仕方がない。
「大丈夫だよ。それより葵、こっち来て」
「……!?」
葵の手を引いて、俺はソファに腰を下ろした。
いきなりの出来事で驚いている彼女は、目をまん丸にして俺を見つめている。
……あぁ、もう。和服姿は、反則だろう。
「ごめん葵、ちょっと我慢できないわ」
「えっ!? 匠真っ……んんっ…!?」
葵の頭をグッと引き寄せて、唇を塞いだ。
「んっ……」と唇の隙間から、葵が艶やかな息を漏らす。