キミと過ごした、光輝く270日間のキセキ【2.19おまけ追加・完結】
葵の様子を伺いながら、ゆっくりと胸の辺りに手を添える。
が、思っていた以上に訪問着が邪魔だ。

すまない葵……。ちょっと今、抑えが効かないんだ。


「あっ……ちょ、匠真!?」


訪問着の隙間から手を滑り込ませると、やわらかい胸に触れた。

手を動かす度に、ピクリと身体を弾ませる葵。
その反応が、また俺の理性を崩壊させる。


「……ちょっとだけ。葵が、欲しくて仕方ない」

「あっ……」


完全に抑えが聞かなくなった俺は、おもむろに訪問着をズラす。

葵の白くてきれいな肌が露になった。
彼女は反射的に両手で胸を隠し、恥ずかしそうに頬を赤らめている。

そんな姿ですらも、可愛くて仕方がない。


「葵、全部見せて」

「……恥ずかしい…です」

「大丈夫」


そう言いながらそっと葵の両手を解くと、もう一度胸に触れた。

「ひゃっ」と、小さく声を上げる彼女。
触れた場所から、心臓のドキドキが伝わってくる。

そんな可愛い反応を見せる葵の胸に唇を強く押し付けて、軽く吸い上げる。

唇を離すと、吸い上げた部分がほんのりと赤く染まった。


「あ……これってもしかして……?」

「俺の彼女だっていう印。葵を、誰にも取られないように」


そう言うと、葵は赤く染まった部分にそっと手を添えて「嬉しい」と呟いた。
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