キミと過ごした、光輝く270日間のキセキ【2.19おまけ追加・完結】
デザート小鉢のミルク寒天もきれいに完食し、お腹いっぱい。


「大満足だな」

「はい。とってもいい休日でした」

「それよりさ」


そこまで言うと、お茶を一口飲んだ匠真。
どうしたんだろう。


「匠真?」

「一緒に、露天風呂入ろう」

「……へっ?」


思いもよらない発言に、変な声が出てしまった。

い、一緒に露天風呂!?
それって、匠真と一緒にお風呂に入るってことだよね?

ついさっきま私の全てを露にしたところだというのに、さすがにそれは恥ずかしすぎる!


「なに赤くなってんの?」

「だっ、だって! お風呂は……恥ずかしいです」

「今さらだろ? ほら、行くぞ」


そう言って立ち上がった匠真は私の腕を掴むと、脱衣所へと連れて行く。

いやいや。本当に恥ずかしいのに!
確かにさっきは全裸になったけど、それとこれとは話が違う。

そんな私にはお構いなしで、洋服を脱ぎ始めた匠真。
思わず、視線を逸らした。


「葵も脱いで?」

「え……だから、その。恥ずかしいので……」


「なに言ってんだよ」と言いながら、先ほどと同じように私のシフォンワンピースを脱がせた匠真。

ふわ……っとワンピースが床に落ち、あっという間に下着姿になった。
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