キミと過ごした、光輝く270日間のキセキ【2.19おまけ追加・完結】
紺色のベロア素材の小さな箱から見えたのは、ネックレス。
匠真はそれを丁寧に取り出すと、私の首にネックレスを付けてくれた。
トップ部分に小さなハートの石が付いているネックレスは、私の胸元でキラキラと輝く。
きっとこの石は、ダイヤモンドだ。
「これって……?」
「さっき、取りに行ったのはこれだよ」
「あ……! ここに来る前に寄ったところ?」
そういえば、寄り道してた。
このネックレスを受け取りるために、あのショップ街へ行ったんだ。
だから私の質問に、言葉を濁していたんだ。
サプライズで渡すために……。
「好きだよ、葵。一生守る」
「匠真っ……」
「ったく……大貫先生に奪われるんじゃないかと思って焦った」
「え?」
それってまさか、旅行前の出来事のこと?
……そっか。匠真も、不安になっていたんだ。
なんか、嬉しい。
でも、あんなことで私の気持ちは揺らがない。
だって、匠真がこんなにも愛してくれているんだもの。
「匠真、大好き」
そう言いながら、そっと匠真にキスをした。
徐々に深くなっていくキス――。
この身体の火照りが、お風呂に入っているからなのか。それともまた別なのか。
もう、そんなことを考える思考すらなかった。
匠真はそれを丁寧に取り出すと、私の首にネックレスを付けてくれた。
トップ部分に小さなハートの石が付いているネックレスは、私の胸元でキラキラと輝く。
きっとこの石は、ダイヤモンドだ。
「これって……?」
「さっき、取りに行ったのはこれだよ」
「あ……! ここに来る前に寄ったところ?」
そういえば、寄り道してた。
このネックレスを受け取りるために、あのショップ街へ行ったんだ。
だから私の質問に、言葉を濁していたんだ。
サプライズで渡すために……。
「好きだよ、葵。一生守る」
「匠真っ……」
「ったく……大貫先生に奪われるんじゃないかと思って焦った」
「え?」
それってまさか、旅行前の出来事のこと?
……そっか。匠真も、不安になっていたんだ。
なんか、嬉しい。
でも、あんなことで私の気持ちは揺らがない。
だって、匠真がこんなにも愛してくれているんだもの。
「匠真、大好き」
そう言いながら、そっと匠真にキスをした。
徐々に深くなっていくキス――。
この身体の火照りが、お風呂に入っているからなのか。それともまた別なのか。
もう、そんなことを考える思考すらなかった。