キミと過ごした、光輝く270日間のキセキ【2.19おまけ追加・完結】
「そういえば、矢田ちゃんは? 彼氏いたよね」
「あ……」
やっぱり、聞かれると思っていた。
というのも、私に彼氏がいることを知っているのは森脇さんだけだから。
「それが、別れたんです」
「えっ!? まじで?」
「はい。彼、浮気相手を妊娠させたみたいで」
信じられない。というような表情で、目を丸くしている森脇さん。
それもそのはず。
少し前までは、私たちにも結婚の話が出ていたのだから。
それなのに、親へのあいさつを控えたところで、彼が浮気を暴露してきた。
しかも、相手は妊娠していうという。
私はもちろん『彼との結婚はありえない』と、その場で別れた。
もしこのままバレずにいたら、いったいどうしていたのだろうか。と考えるだけでも、胃が痛くなる。
「最低。でも、もっといい人いるから大丈夫よ。男なんて、その人だけじゃないんだし」
ぽんぽんと、背中を叩いて励ましてくれる森脇さん。
でも、彼女の言う通りだと思う。
私だけを大切に思ってくれる男性はほかにもいるだろうし、付き合いが浅かったからなのか未練もない。
未練というよりかは悔しさの方が勝っていて、涙も出なかった。
「もっといい人探さないとですね」
「うん。いい人いたら紹介してあげるよ」
「あ……」
やっぱり、聞かれると思っていた。
というのも、私に彼氏がいることを知っているのは森脇さんだけだから。
「それが、別れたんです」
「えっ!? まじで?」
「はい。彼、浮気相手を妊娠させたみたいで」
信じられない。というような表情で、目を丸くしている森脇さん。
それもそのはず。
少し前までは、私たちにも結婚の話が出ていたのだから。
それなのに、親へのあいさつを控えたところで、彼が浮気を暴露してきた。
しかも、相手は妊娠していうという。
私はもちろん『彼との結婚はありえない』と、その場で別れた。
もしこのままバレずにいたら、いったいどうしていたのだろうか。と考えるだけでも、胃が痛くなる。
「最低。でも、もっといい人いるから大丈夫よ。男なんて、その人だけじゃないんだし」
ぽんぽんと、背中を叩いて励ましてくれる森脇さん。
でも、彼女の言う通りだと思う。
私だけを大切に思ってくれる男性はほかにもいるだろうし、付き合いが浅かったからなのか未練もない。
未練というよりかは悔しさの方が勝っていて、涙も出なかった。
「もっといい人探さないとですね」
「うん。いい人いたら紹介してあげるよ」