キミと過ごした、光輝く270日間のキセキ【2.19おまけ追加・完結】
「ちゃんと持って来てある。心配するな」
俺がそう言うと、森脇が左手の親指を立ててグッドサインをしてくれた。
そして「じゃあ動くよー」と言いながら、森脇は葵を乗せた車椅子を押して、結婚式場へと入っていく。
いよいよだな。
やっと、葵の夢が叶う。
それにしても、何度も念を押されるくらい信用されてないのか、俺。
まぁ……準備も森脇に任せっきりにしてしまったからな。
それはもう、仕方がない。
そんなことを考えつつ、俺は車を停めてから準備のために式場に向かった。
*
「新婦様が、チャペルでお待ちだそうですよ」
控室でタキシードに着替えた俺。
忘れ物がないかの確認をしていると、担当のプランナーさん、羽尾さんから声がかかった。
「あ、はい。すぐ行きます」
必要な物をすべて持ち、羽尾さんに「ありがとう」と感謝言葉を伝えた。
彼女が、俺たちの結婚式を受け入れてくれたのだ。
たった2週間程しか準備期間がない中で、ウエディングドレスやタキシード、ブーケなどの打ち合わせをしっかりしてくれた。
葵の病気のことも理解してくれ、無理のない範囲内での挙式を執り行うことができるのは羽尾さんのおかげだ。
「新婦様、お綺麗でしたよ」
俺がそう言うと、森脇が左手の親指を立ててグッドサインをしてくれた。
そして「じゃあ動くよー」と言いながら、森脇は葵を乗せた車椅子を押して、結婚式場へと入っていく。
いよいよだな。
やっと、葵の夢が叶う。
それにしても、何度も念を押されるくらい信用されてないのか、俺。
まぁ……準備も森脇に任せっきりにしてしまったからな。
それはもう、仕方がない。
そんなことを考えつつ、俺は車を停めてから準備のために式場に向かった。
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「新婦様が、チャペルでお待ちだそうですよ」
控室でタキシードに着替えた俺。
忘れ物がないかの確認をしていると、担当のプランナーさん、羽尾さんから声がかかった。
「あ、はい。すぐ行きます」
必要な物をすべて持ち、羽尾さんに「ありがとう」と感謝言葉を伝えた。
彼女が、俺たちの結婚式を受け入れてくれたのだ。
たった2週間程しか準備期間がない中で、ウエディングドレスやタキシード、ブーケなどの打ち合わせをしっかりしてくれた。
葵の病気のことも理解してくれ、無理のない範囲内での挙式を執り行うことができるのは羽尾さんのおかげだ。
「新婦様、お綺麗でしたよ」