キミと過ごした、光輝く270日間のキセキ【2.19おまけ追加・完結】
綺麗に三つ折りで入っている、白い便箋。
それを途中まで出して、もう一度封筒の中にしまった。
……違う。今じゃない。
この手紙を読むのは今じゃないと、よくわからない感覚に陥った。
その感覚がなんなのかはわからないけれど、自分の直感を信じてみようと思う。
「さて……行くか」
手紙をスクラブのポケットにしまった俺は、もう1度空を見上げた。
12月だというのに、今日は雲ひとつない青空だ。
もしかしたら、葵が笑っているのかもしれない。
これからも俺は、何度も何度も空を見上げるんだろうな。
そして、その度にこう呟くんだろう。
「葵、愛してる」
たった1人の、最愛の妻を思いながら。
*END*
それを途中まで出して、もう一度封筒の中にしまった。
……違う。今じゃない。
この手紙を読むのは今じゃないと、よくわからない感覚に陥った。
その感覚がなんなのかはわからないけれど、自分の直感を信じてみようと思う。
「さて……行くか」
手紙をスクラブのポケットにしまった俺は、もう1度空を見上げた。
12月だというのに、今日は雲ひとつない青空だ。
もしかしたら、葵が笑っているのかもしれない。
これからも俺は、何度も何度も空を見上げるんだろうな。
そして、その度にこう呟くんだろう。
「葵、愛してる」
たった1人の、最愛の妻を思いながら。
*END*