キミと過ごした、光輝く270日間のキセキ【2.19おまけ追加・完結】
手紙をもう一度封筒にしまい、引き出しの中に入れる。
葵に会いたい。
本当は、今すぐにでも葵に会いたい。
会って抱きしめて「もう離さない」と言いたい。
5年間もの間、ずっと手紙を読めなかった理由――。
葵に、会いたくなるから。
愛する人がすぐそばにいること。
それがどのくらい幸せなのか、葵と離れるまで気が付かなかった。
当たり前の日常を、当たり前だと思ってはいけない。
明日は、いつも通りの日常がこないかもしれない。
そのことを、忘れてはいけないんだ。
「また会おうな、葵」
涙を拭って窓の外を見ると、雪がチラついている。
大丈夫だ、葵。
俺はこの先も、葵しか愛せないから。
また会える日まで、今を精一杯生きようと思う。
そして、葵の願いを叶える。
雪がチラつく冬の空に、そう誓った。
*END*
葵に会いたい。
本当は、今すぐにでも葵に会いたい。
会って抱きしめて「もう離さない」と言いたい。
5年間もの間、ずっと手紙を読めなかった理由――。
葵に、会いたくなるから。
愛する人がすぐそばにいること。
それがどのくらい幸せなのか、葵と離れるまで気が付かなかった。
当たり前の日常を、当たり前だと思ってはいけない。
明日は、いつも通りの日常がこないかもしれない。
そのことを、忘れてはいけないんだ。
「また会おうな、葵」
涙を拭って窓の外を見ると、雪がチラついている。
大丈夫だ、葵。
俺はこの先も、葵しか愛せないから。
また会える日まで、今を精一杯生きようと思う。
そして、葵の願いを叶える。
雪がチラつく冬の空に、そう誓った。
*END*