キミと過ごした、光輝く270日間のキセキ【2.19おまけ追加・完結】
時折、五十嵐先生は両親のことも気に掛けて、メッセージをくれたりしていた。
これもきっと、彼の優しさなんだろう。
「さぁさぁどうぞ、上がってちょうだい! あまりきれいな家ではないですけど」
「いえ。突然すみません。お邪魔します」
玄関でスニーカーを脱いで丁寧に揃えると中へと入っていく五十嵐先生。
なんだろう。
五十嵐先生が我が家にやって来るなんて、なんだか変な感じ。
今まで仕事でしか関わらなかったし苦手意識を抱いていたからなのか、余計にそう感じてしまう。
「葵、お部屋に上がるでしょう? あとで紅茶と焼き菓子を持っていくから、ね?」
「うん、ありがとう」
「五十嵐先生も、ゆっくりして行ってくださいね」
「ありがとうございます」
軽く会釈をした彼を待って、自室へと向かう。
……やっぱり変な感じ。
とりあえず平静を装ってはいるものの、胸のドキドキが治まらない。
自室のドアの前で1度呼吸を整えてから「どうぞ」と、部屋の中へと招き入れた。
「適当に座ってください」
「ありがとう。可愛らしい部屋だな」
私の部屋をぐるりと見渡して、クッションの上に胡坐をかいて座った五十嵐先生。
ドキドキしながら、私も彼の横に座った。
今日こそ、彼に伝えなければ。
これもきっと、彼の優しさなんだろう。
「さぁさぁどうぞ、上がってちょうだい! あまりきれいな家ではないですけど」
「いえ。突然すみません。お邪魔します」
玄関でスニーカーを脱いで丁寧に揃えると中へと入っていく五十嵐先生。
なんだろう。
五十嵐先生が我が家にやって来るなんて、なんだか変な感じ。
今まで仕事でしか関わらなかったし苦手意識を抱いていたからなのか、余計にそう感じてしまう。
「葵、お部屋に上がるでしょう? あとで紅茶と焼き菓子を持っていくから、ね?」
「うん、ありがとう」
「五十嵐先生も、ゆっくりして行ってくださいね」
「ありがとうございます」
軽く会釈をした彼を待って、自室へと向かう。
……やっぱり変な感じ。
とりあえず平静を装ってはいるものの、胸のドキドキが治まらない。
自室のドアの前で1度呼吸を整えてから「どうぞ」と、部屋の中へと招き入れた。
「適当に座ってください」
「ありがとう。可愛らしい部屋だな」
私の部屋をぐるりと見渡して、クッションの上に胡坐をかいて座った五十嵐先生。
ドキドキしながら、私も彼の横に座った。
今日こそ、彼に伝えなければ。