キミと過ごした、光輝く270日間のキセキ【2.19おまけ追加・完結】
匠真の方を見てみると、今までに見たことのないようなとても嬉しそうな表情で運転を続けている。
ただ名前を呼んだだけなのに、こんなに嬉しそうにするなんて。
「……やばい。葵のこと、帰したくなくなる」
「えっ!?」
「嘘うそ。……いや、嘘ではないかも」
そう言った匠真は、口に手を当てて恥ずかしそうにしていた。
匠真の気持ちが嬉しい。
彼と一緒にいると、自分が今病気だということを忘れてしまうくらい。
こんな時間が、これからもずっと続いていけばいいのにな。
そんなことを考えているうちに、車は私の住む住宅街へと滑り込んで行く。
自宅近所の公園に車を停めた匠真は、改めて私の顔を見る。
「葵。今日はさ、ちゃんと送るよ。でも……」
「でも?」
「次は、覚悟しておいて」
返事をする間もなく、塞がれた唇。
柔らかくて、温かい彼の舌が優しく口内へと滑り込んでくる。
少し驚いたけれど、私はそれを受け入れた。
匠真は私とのキスを充分に堪能すると、ゆっくりと唇を離していく。
好きな人とのキスで、こんなにもとろけそうになったのは初めてだ。
だから、
「……あ、あの…もう1回……してください」
まさかこんな気持ちになるなんて。
匠真は驚いた表情で私を見つめていたけれど、すぐに嬉しそうに笑って、もう1度唇を塞いだ。
ただ名前を呼んだだけなのに、こんなに嬉しそうにするなんて。
「……やばい。葵のこと、帰したくなくなる」
「えっ!?」
「嘘うそ。……いや、嘘ではないかも」
そう言った匠真は、口に手を当てて恥ずかしそうにしていた。
匠真の気持ちが嬉しい。
彼と一緒にいると、自分が今病気だということを忘れてしまうくらい。
こんな時間が、これからもずっと続いていけばいいのにな。
そんなことを考えているうちに、車は私の住む住宅街へと滑り込んで行く。
自宅近所の公園に車を停めた匠真は、改めて私の顔を見る。
「葵。今日はさ、ちゃんと送るよ。でも……」
「でも?」
「次は、覚悟しておいて」
返事をする間もなく、塞がれた唇。
柔らかくて、温かい彼の舌が優しく口内へと滑り込んでくる。
少し驚いたけれど、私はそれを受け入れた。
匠真は私とのキスを充分に堪能すると、ゆっくりと唇を離していく。
好きな人とのキスで、こんなにもとろけそうになったのは初めてだ。
だから、
「……あ、あの…もう1回……してください」
まさかこんな気持ちになるなんて。
匠真は驚いた表情で私を見つめていたけれど、すぐに嬉しそうに笑って、もう1度唇を塞いだ。