愛しのプラトニック・オレンジ~エリート消防官の彼と溺甘同居中~
お互い素肌になり肌を擦り合わせる頃には、彼ももう昂りを隠そうとはしなかった。

「愛しているよ、真誉」

荒い吐息とともに熱い言葉で私を絆す。

「私も……愛してる……ああ……」

大きくて硬くて熱い彼の体を受け止めながら、本能のままに応える。

なりふり構わず私を愛す彼は、普段とは全然違う顔をしていて。

それでも私の体を慈しむ仕草からは優しさが感じられる。

「北斗さん……やっぱり、優しい……」

「まだ煽るか?」

「違っ……あ、ああん……!」

優しいのに横暴な彼が愛おしい。猛々しいのに蕩けそうな眼差しが切ない。

私の体でもっともっと気持ちよくなって。

お互いの昂りを幾度も交わらせ、ひたすらふたつの体を繋いで愛撫を繰り返した。





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