愛しのプラトニック・オレンジ~エリート消防官の彼と溺甘同居中~
「新商品もおいしそうだね。メニューに成分表が載っているのが嬉しいなあ。上のトレーナーさんたちの間でも話題になってるよ」
上階にあるジムを指さしながら男性が言う。
「ありがとうございます。そう言っていただけて光栄です」
男性はプレートを綺麗に平らげ「おいしかったよ。また食べにくるね」と笑顔で帰っていった。
まずはひとりおいしいと感想をくれた。出だしが好調でうきうきする。
お昼の混雑する時間帯が過ぎ、テーブルが空き始めた頃。
「真誉。お疲れ様」
客として店にやってきたのは、シャツにジーンズというラフな格好の北斗さんだ。
そういえば今日は週休日、勤務はないと言っていた。
「北斗さん、いらっしゃい。来てくれたのね」
「新商品、今日からなんだろう? 頑張って考えていたみたいだから」
どうやら夜遅くまでノートにメモを取りながら悩んでいたのを見られていたらしい。
「後輩を連れてきたから、二名で頼む」
そう言って北斗さんが紹介してくれたのは、Tシャツにカーゴパンツ姿の短髪の青年。私とそう歳が変わらないように見える。
上階にあるジムを指さしながら男性が言う。
「ありがとうございます。そう言っていただけて光栄です」
男性はプレートを綺麗に平らげ「おいしかったよ。また食べにくるね」と笑顔で帰っていった。
まずはひとりおいしいと感想をくれた。出だしが好調でうきうきする。
お昼の混雑する時間帯が過ぎ、テーブルが空き始めた頃。
「真誉。お疲れ様」
客として店にやってきたのは、シャツにジーンズというラフな格好の北斗さんだ。
そういえば今日は週休日、勤務はないと言っていた。
「北斗さん、いらっしゃい。来てくれたのね」
「新商品、今日からなんだろう? 頑張って考えていたみたいだから」
どうやら夜遅くまでノートにメモを取りながら悩んでいたのを見られていたらしい。
「後輩を連れてきたから、二名で頼む」
そう言って北斗さんが紹介してくれたのは、Tシャツにカーゴパンツ姿の短髪の青年。私とそう歳が変わらないように見える。