にっき。
昇降口でゆーちゃんに声をかける。
「ゆーちゃん」
ゆーちゃんは早歩きで駅の方に行ってしまった。
その時はきっと聞こえなかったのだろうと思い、特に気にも留めず私も駅に向かう。
駅のホームに着いた瞬間、ゆーちゃんを見つけた。
トレードマークのツインテールと眼鏡を私は絶対に見逃さない。
すぐにそこに向かっていった。
「やっほー」
「……っ!」
私に気づいた瞬間、ゆーちゃんは別車両の方へ早足で向かった。
私を拒み、逃げるように。
昨日のことだろうかと一瞬は思った。
しかし同時に、あんなことでこうなるだろうか、と言い合いのことを軽く見ていた。
そもそも当時はただの淡々とした議論としてそれを見ていたので、まさか淡々としていたのが自分だけだったとは気づいていなかった。
今までだって何度も喧嘩をしたが、一週間以上続いたことはない。
そう思って、私は一度この事を考えるのをやめてしまった。
「ゆーちゃん」
ゆーちゃんは早歩きで駅の方に行ってしまった。
その時はきっと聞こえなかったのだろうと思い、特に気にも留めず私も駅に向かう。
駅のホームに着いた瞬間、ゆーちゃんを見つけた。
トレードマークのツインテールと眼鏡を私は絶対に見逃さない。
すぐにそこに向かっていった。
「やっほー」
「……っ!」
私に気づいた瞬間、ゆーちゃんは別車両の方へ早足で向かった。
私を拒み、逃げるように。
昨日のことだろうかと一瞬は思った。
しかし同時に、あんなことでこうなるだろうか、と言い合いのことを軽く見ていた。
そもそも当時はただの淡々とした議論としてそれを見ていたので、まさか淡々としていたのが自分だけだったとは気づいていなかった。
今までだって何度も喧嘩をしたが、一週間以上続いたことはない。
そう思って、私は一度この事を考えるのをやめてしまった。