にっき。
月曜日。私は土曜とはうって変わってかなり悲観的になっていた。
あの『淡々とした議論』が原因でないなら、別の未知の何かがあったのではないかと検討違いの心配を始めたのだ。
そしておそらくそれは私のせい。
結果私のせいというのは当たっていたが、あまりにも人の感情に鈍感すぎる。
それからはずっとゆーちゃんを見るたび辛かった。
なぜなら、他の人の前ではいつも通りの姿だったからだ。
あの明るい声は、あの無邪気な笑顔はもう私に向いていない。
誰かには向くのに、どうして私には向かないの?
私に向かないなら消えてしまえばいいのに。
そんな黒い感情すら芽生えた。
ゆーちゃんからすればとんだ理不尽だ。
自分を傷つけた相手が被害者面して自分を逆恨みしているような格好。
でもそんなことに気を配る余裕はなかった。
ストレスで心臓のむず痒さに苛まれ続け、それをなんとか軽減するため深呼吸を続ける日々が続く。