相思相愛・夫婦の日常~カナ♡ネオ編~
そして今、目の前にいる嶺音。
気持ちが通じ合って、想いが溢れて止まらない。

奏弟は、すがるように嶺音に口唇を寄せ“受け入れて”と繰り返していた。

すると、嶺音が奏弟の頬を包み込み見上げた。
『ネオちゃ……』

『いいよ!』

『え?』

『全部、受け止めるよ!
大丈夫。
カナを嫌いになったりしない。
大好きだよ!
愛し合おう、カナ!』

そう言って微笑み、嶺音から口唇を重ねた。


奏弟が与える愛撫に、嶺音が反応して甘い声が漏れる。

ネオちゃんが、俺を受け入れてくれている。

俺を見て“好き”と囁いて、しがみついてくれている。

『ネオちゃん…いれてい?』

ゆっくり頷く嶺音。
奏弟は嬉しくなって、避妊具をつけゆっくり繋がった。


嶺音の中に入ると、言葉にできない幸福感に包まれた。

一気に目頭が熱くなった。
今にも、涙が溢れそうだ。


あぁ……

やっと。

手に入れた。


ネオちゃんは、永遠に俺だけのモノだ━━━……


━━━━━━━━━━━
━━━━……………


「━━━━━ナ…カナ!!」

「……っあ…!?
あ、ごめん」
我に返る、奏弟。

「どうしたの?泣いてるの?」
見上げた嶺音が、頭をゆっくり撫でていた。
そして、頬に触れてきた。

そして今現在も“あの時と同じように”嶺音が、奏弟を見上げていた。

「初めて、ネオちゃんとエッチした日を思い出してた」

「あ…そっか!
フフ…二人で泣いたよね?(笑)
あまりにも、幸せで/////」

「うん。
俺、あの時が今までで一番幸せだった。
ネオちゃんと心が通じて、身体も繋がれたあの時が。
あの日、これからネオちゃんのためだけに生きていこうって思ったんだよ?」

「………私も…」

「ん?」

「私も、幸せだったよ?
カナ、ありがとう!
ずっと…こんな私を想い続けてくれて」

「うん……!
………………てか、ネオちゃん。
もう我慢できない。
動いてい?」

「うん…/////」

ギシッ!ギシッ!とベッドのスプリングが軋む。


指を絡め合って手を繋ぎ、奏弟と嶺音は想いを確かめ合うように愛し合った。

「ネオちゃん、大好き………
絶対、放さないからね━━━━━━━━」
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