相思相愛・夫婦の日常~カナ♡ネオ編~
執事と嫉妬
「━━━━━中岡さーん!」
次の日。
嶺音が出勤して、杉野に声をかけられた。
「はい」
「昨日、凄かったよ!」
「え?あ、ラブバケですか?」
「え?えぇ…」
「え?違うんですか?」
きょとんとしている杉野に、首を傾げて聞き返す。
「う、うん。そうだよ。
中岡さん、詳しいの?ラブバケ」
「え?」
「なんか、そんな口ぶりだったから」
「え?あ!い、いえ!」
(ヤバい…つい……)
「………」
「ほ、ほら!け、結構有名だから…」
「あ、そっか!
それでね!
ほんと、凄かったの!」
「そうなんですね」
「中岡さんも、行ってみようよ!
私、通おうと思ってるの!」
「え!?」
(か、通う!!?)
「見て!」
杉野が見せてきた、LOVE vacationのカード。
名前を書くスペースに“ヒロミ”と書いていた。
「へ、へぇ…」
(ヤバい…イライラしてきた…
杉野さんは悪くないのに、ムカつく)
「中岡さん?
大丈夫?」
「え?あ、はい」
「でも、顔色悪いよ?」
「だ、大丈夫です。
あの、私…この書類、作成しないとなので…」
「うん。
体調悪いなら言って?
仕事、手伝うからね!」
「あ、はい。
ありがとう…ございます…!」
少し微笑んで言い、パタパタと自分の持ち場に向かった。
デスクチェアーに座り、壁掛けの時計を見た。
9時43分。
今日奏弟は、13時入り。
まだ、連絡がつく。
杉野のことを、警戒するように言おうか。
「いやいや!ダメでしょ!」
つい、声になって言葉が出る。
「ん?ダメ?何が?」
隣にいた職員に突っ込まれる。
「へ!?あ、ご、ごめんなさい!」
バッと立ち上がる。
その拍子に、デスクの上の書類がバサバサ…落ちた。
「あ!ごめんなさい!!」
慌てて、拾う。
「あーあ…
……ったく…(笑)」
周りにいる職員に手伝ってもらいながら、片付けるのだった。
「━━━━━はぁ…」
ランチの時間になり、嶺音はコンビニにいた。
今日は、ため息ばかりついていた。
「元気ねぇな」
突然、声をかけられた。
「へ!?
あ!ラブだ!」
愛田がいた。
「何してんの?
公務員がサボんなよー」
「は?違うよ!
昼休みなの!」
「そっか!
あ、じゃあ…一緒にランチしようぜ!
もちろん、奢るから!」
次の日。
嶺音が出勤して、杉野に声をかけられた。
「はい」
「昨日、凄かったよ!」
「え?あ、ラブバケですか?」
「え?えぇ…」
「え?違うんですか?」
きょとんとしている杉野に、首を傾げて聞き返す。
「う、うん。そうだよ。
中岡さん、詳しいの?ラブバケ」
「え?」
「なんか、そんな口ぶりだったから」
「え?あ!い、いえ!」
(ヤバい…つい……)
「………」
「ほ、ほら!け、結構有名だから…」
「あ、そっか!
それでね!
ほんと、凄かったの!」
「そうなんですね」
「中岡さんも、行ってみようよ!
私、通おうと思ってるの!」
「え!?」
(か、通う!!?)
「見て!」
杉野が見せてきた、LOVE vacationのカード。
名前を書くスペースに“ヒロミ”と書いていた。
「へ、へぇ…」
(ヤバい…イライラしてきた…
杉野さんは悪くないのに、ムカつく)
「中岡さん?
大丈夫?」
「え?あ、はい」
「でも、顔色悪いよ?」
「だ、大丈夫です。
あの、私…この書類、作成しないとなので…」
「うん。
体調悪いなら言って?
仕事、手伝うからね!」
「あ、はい。
ありがとう…ございます…!」
少し微笑んで言い、パタパタと自分の持ち場に向かった。
デスクチェアーに座り、壁掛けの時計を見た。
9時43分。
今日奏弟は、13時入り。
まだ、連絡がつく。
杉野のことを、警戒するように言おうか。
「いやいや!ダメでしょ!」
つい、声になって言葉が出る。
「ん?ダメ?何が?」
隣にいた職員に突っ込まれる。
「へ!?あ、ご、ごめんなさい!」
バッと立ち上がる。
その拍子に、デスクの上の書類がバサバサ…落ちた。
「あ!ごめんなさい!!」
慌てて、拾う。
「あーあ…
……ったく…(笑)」
周りにいる職員に手伝ってもらいながら、片付けるのだった。
「━━━━━はぁ…」
ランチの時間になり、嶺音はコンビニにいた。
今日は、ため息ばかりついていた。
「元気ねぇな」
突然、声をかけられた。
「へ!?
あ!ラブだ!」
愛田がいた。
「何してんの?
公務員がサボんなよー」
「は?違うよ!
昼休みなの!」
「そっか!
あ、じゃあ…一緒にランチしようぜ!
もちろん、奢るから!」