相思相愛・夫婦の日常~カナ♡ネオ編~
そしてこちらは、奏弟達。
奏弟とカヲルが大喧嘩をした日のことで盛り上がっていた。
「━━━━━で、あの時どっちが勝ったんだっけ?」
「「カヲル(イワカナだよ)」」
奏弟とカヲルの声が綺麗にハモる。
「カヲルだろ?
俺、あの後寝込んだし」
「いやいや、俺なんか奥歯折れたし。
俺、左の奥歯もうねぇもん!」
「まっ、相討ちみたいな感じだな!」
「ハンパねぇもんなぁー、イワカナとカヲル」
「だから、イワカナとカヲルを抑えるの、イワカナとカヲルしか無理だもんな!」
「そうそう!他の奴等じゃ、返り討ちに遭う(笑)」
「コウシンくんやナナトくんでもダメなの?」
「「無理!!」」
「そーなんだ!」
「やっぱ、奏弟くんとカヲルくんは異次元の王なんだ!」
「そうそう!!」
「人じゃない(笑)」
「「人だよ!!」」
奏弟とカヲルが突っ込む。
コウシン達の笑い声が響いた。
「だいたい、異次元の王ってなんだよ」
「知らねぇよ。
でも、よく言われてたよな俺達」
コウシン達に笑われながら、怪訝そうな顔をする奏弟とカヲルだった。
トボトボと歩く、嶺音。
不意に前をみると久賀がいて、何やら見覚えのある箱を持っている。
「え……」
久賀はその箱を、ゴミ箱にガンと投げ入れた。
思わず嶺音は、久賀に駆け寄る。
「久賀さん!それ!!」
「え?あー」
「もしかして、それ…私、の……」
「だってぇー、置いて帰ってたからいらないのかなって(笑)」
「………」
嶺音の目が潤み、あっという間に涙が溢れていた。
「嘘~(笑)泣いてるぅー
チーズケーキごときで泣くなんて、ウケル~!」
「チーズケーキ“ごとき”じゃない!!!
チーズケーキは、お父さんとの━━━━━━
もういい…」
嶺音は踵を返し、またトボトボと歩きだした。
苦しい。
悲しい。
イライラする━━━━━
嶺音はピタリと立ち止まり、振り向いて久賀に言い放った。
「あなた、その性格どうにかしないと一生“あの人”の心を掴めないよ」
「━━━━━━は?」
「あの人だよ。
あなたの大ーーー好きな!あ、の、人!」
「なっ…!!!?」
その瞬間、久賀が嶺音に殴りかかっていた。
奏弟とカヲルが大喧嘩をした日のことで盛り上がっていた。
「━━━━━で、あの時どっちが勝ったんだっけ?」
「「カヲル(イワカナだよ)」」
奏弟とカヲルの声が綺麗にハモる。
「カヲルだろ?
俺、あの後寝込んだし」
「いやいや、俺なんか奥歯折れたし。
俺、左の奥歯もうねぇもん!」
「まっ、相討ちみたいな感じだな!」
「ハンパねぇもんなぁー、イワカナとカヲル」
「だから、イワカナとカヲルを抑えるの、イワカナとカヲルしか無理だもんな!」
「そうそう!他の奴等じゃ、返り討ちに遭う(笑)」
「コウシンくんやナナトくんでもダメなの?」
「「無理!!」」
「そーなんだ!」
「やっぱ、奏弟くんとカヲルくんは異次元の王なんだ!」
「そうそう!!」
「人じゃない(笑)」
「「人だよ!!」」
奏弟とカヲルが突っ込む。
コウシン達の笑い声が響いた。
「だいたい、異次元の王ってなんだよ」
「知らねぇよ。
でも、よく言われてたよな俺達」
コウシン達に笑われながら、怪訝そうな顔をする奏弟とカヲルだった。
トボトボと歩く、嶺音。
不意に前をみると久賀がいて、何やら見覚えのある箱を持っている。
「え……」
久賀はその箱を、ゴミ箱にガンと投げ入れた。
思わず嶺音は、久賀に駆け寄る。
「久賀さん!それ!!」
「え?あー」
「もしかして、それ…私、の……」
「だってぇー、置いて帰ってたからいらないのかなって(笑)」
「………」
嶺音の目が潤み、あっという間に涙が溢れていた。
「嘘~(笑)泣いてるぅー
チーズケーキごときで泣くなんて、ウケル~!」
「チーズケーキ“ごとき”じゃない!!!
チーズケーキは、お父さんとの━━━━━━
もういい…」
嶺音は踵を返し、またトボトボと歩きだした。
苦しい。
悲しい。
イライラする━━━━━
嶺音はピタリと立ち止まり、振り向いて久賀に言い放った。
「あなた、その性格どうにかしないと一生“あの人”の心を掴めないよ」
「━━━━━━は?」
「あの人だよ。
あなたの大ーーー好きな!あ、の、人!」
「なっ…!!!?」
その瞬間、久賀が嶺音に殴りかかっていた。