グリーンリーフ～夏目若葉メモワール～

海であなたが救ってくれました

　だけどなんとなく消化不良で、締め切りまでにまだ日にちがあったので、もう一作書いてみようと試みます。
　しかし、どんな職業にしようかとまた悩むところから始めて……

　弁護士やパイロット、医者、警察官は目新しさに欠けそうだから、もっと違う職業はないかな？
　ん？……海上保安官は？と、イメージが降りてきたのです。

　海上保安官って、夏の正式な制服は白だったはず！と思って調べたらやっぱりそうで、帽子も含めてキリッとした感じがめちゃくちゃカッコいいじゃないですか！
　単純な私は、海上保安官ヒーローで書きたい！となったんです(^^;)
　その作品が『海であなたが救ってくれました』です。

　海上保安官といえば、海での海難救助や警備がお仕事ですよね。
　真っ暗な夜の浜辺に女性がいたら、声をかけないわけにはいかないよなぁ……という発想に至ったんですが、普通に事故や事件にしてしまうと恋愛には発展しないので、そこは発想を飛ばしました(^^;)

　海上保安官ってカッコいいから、ほかの作家さんとカブりそうだなと危惧していたんですけども。
　意外にもカブっていなくて助かりました💦

　コンテストの結果は全然期待していませんでした。
　応募数が多いし、どうせダメだろうと思っていたんですが、なんと優秀賞をいただけることに！！
　しかも募集要項には書籍化うんぬんの話はなかったのに、急遽アンソロジーとして出版決定だというではないですか！

　え？　どういうこと？
　書籍化って、紙？　電子じゃなくて？（←大混乱ですｗ）

　そういうわけで、私は初めての紙媒体での書籍化を経験することになるのです。
　紙媒体は私の夢だったので、本当に信じられない気持ちでした。