グリーンリーフ~夏目若葉メモワール~
 どのパターンを書いてもモヤモヤしそうだなと、頭を痛めました(^^;) 
 読者のみなさんの共感を考えたら【C】はないかな、と私の中では消去。

 【A】か【D】だなと考えてストーリーを作りました。
 出来たのが、『知ってしまった夫の秘密』という作品です。

 私も既婚者なのでわかるのですが、日々の生活で我慢することって多いじゃないですか(多いですよね?💦)

 この物語のヒロイン・真琴(まこと)は結婚3年目で、ランチタイムにレストランでパート勤務をする主婦。
 夫の巡二(じゅんじ)は家ではそっけなく、夜もレス状態で……。
 だけど夫婦仲は悪くないと真琴は思っていて、どこの家庭もこんなものだと自分を慰めて日々を過ごしているんですよね。
 こんな結婚生活を送るはずじゃなかった、もっと夫に大切にされたいというのが真琴の本音なのですが、そんな中、夫の不倫相手と名乗る女性からスマホにメッセージが届き、会ってみることに……。

 自分ではなく不倫相手に愛情を注いでいるとわかったときの真琴の心情を描いてみました。
 サイトが求めている「ドロドロとした真っ黒な気持ち」を意識して。

 書き終わったあと、不倫する側目線で作品を作ったらどうなるのだろう?と考え始めます。
 それと、サレ妻目線と不倫する側目線ではどちらが人気なのかも気になりました。
 そこで今度は【D】のパターンのプロットを考えて執筆を試みます。

 その作品が『それでもあなたが欲しい~背徳の恋だとわかっていても~』です。
(↑今はアルファポリスに転載しています)

 こちらは、不倫ものなのですが純愛要素を込めました。
 普通の恋愛をしているつもりなのに、実は不倫だった……というような内容です。
 騙された感じが否めないので、男性が悪いんですよ(^^;)
  
 結局、2つの作品でどちらが多く読まれたのかというと、『知ってしまった夫の秘密』の圧勝でした♪
 やはり不倫ものはサレ妻目線のほうが人気なのかなと感じ、勉強になりました!
 
 そしてコンテストの結果は~……
 残念ながら受賞できずに終わったのですが、『知ってしまった夫の秘密』は最終選考まで残れたようです。
 ありがたい限りです。苦手な分野を書いた甲斐がありました。

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