グリーンリーフ～夏目若葉メモワール～

ベリカフェ王道シチュ♡コンテスト

　8月上旬に『全部欲しいのはワガママですか？～恋も仕事も結婚も～』を完結したあとは、抜け殻のようになっていました。
　執筆疲れもあり、途中で振り出しに戻ったのもありで(苦笑)、燃え尽き症候群って感じでしたね(^^;)

　7/15から「ベリカフェ王道シチュ♡コンテスト」という新しいコンテストが始まっているのは知っていました。
　コンテストのテーマは「ハイスペック男性との王道な恋」。
「王道シチュエーションリスト」の中からシチュエーションを1つ以上選び、あなたが思い描く王道ラブストーリーを、とのこと。

　この時点で半月以上経っているので、執筆に時間がかかる私が動き出すにはすでに遅い気がしました。
　しかし、締め切りは10/17。あと2ヶ月くらい期間が残っています。

　文字数は6万字～8万字を推奨。
　中編の長さなら書けなくはない。とはいえ、王道ストーリーがテーマだと応募が殺到するのは容易に想像できました。
　そんなの、私の作品が通用するわけないと、あきらめモードに入ります。応募はやめておこうかな、と。

　だけど次に書きたいと思って温めていたものがあったんですよね。御曹司と令嬢のお話です。
　2022年を振り返るとコンテストに積極的に参加していたのもあって、御曹司どころか普通のラブストーリーを書いてない！と気づき、そろそろ普通の作品も書きたいなと思っていたところだったんです。

　当初のぼんやりとした構想では、兄弟御曹司の設定でした。
　兄は明るく快活、弟はクールで冷徹、そういう対比にしようと考えていたんです。
　弟は前々からヒロインを好いているけれど、ヒロインはどちらかというと明るい兄のほうに懐いていて……。
　でも、わけあって結婚を強いられたのは弟のほうで……というストーリーがいいかな、と。

　プロットをきちんと作ったら、王道シチュ♡コンテストに出せるのではないかと、はたと気づくんですよ。
　まぁ、ダメ元で出してみたらいいかという軽い気持ちで応募することにしました。
　元々書きたいと思っていた作品だったので、頭をひねって無理やり執筆するわけではなかったので(^^;)

　その作品が『この結婚は普通ではないので～溺愛は必要ですか？～』です。