グリーンリーフ~夏目若葉メモワール~

庇護欲強めの彼に守られ、愛されました

 第5回ベリーズカフェ短編小説コンテストが開催されているのは知っていました。
 テーマは再び「職業ヒーロー」。

 待って待って。ウソでしょ?
 どんな職業がいいのか、昨年あんなに悩んで書いたんだから、もう思いつかないよ~~となりました(^^;)

 しかしこのとき、私の中ではコンテストは「お祭り」という認識になっていたし、お世話になっているベリカさんに恩返しするためにもなんとか参加したいなと思いました。
 だからといって、適当に書いたクオリティの低いものでエントリーしたくない。
 拙いなりにもできるだけブラッシュアップしたものをお届けしたかったので、頭をひねります。

 実は最初、格闘家のヒーローにしようかと思ったんです。理由は強くてカッコいいから。
 私ね、けっこう格闘技を見るのが好きなんです(^^;)
 身体をバキバキに鍛え上げている心やさしいキックボクサーなんかどうだろう?と考えたんですが、好みが偏るかなと思って断念します。

 方向性を少し変え、ボディーガードがいいかなと頭の中で固まり始めます。
 SPだと警察官になっちゃうので、なんとなくそうしたくなかったんですよねぇ。意外性が足りない気がして。

 できた作品が『庇護欲強めの彼に守られ、愛されました』です。

 インフルエンサーのヒロインを狙うネットストーカー。
 マンションの隣に住むヒーローの職業がボディーガードだと知ったヒロインが相談を持ち掛けるところから始まります。

 ヒーローは格闘技経験があり(←私の趣味が入ってます😄)、素手同士で戦ったら誰にも負けないと自信満々なところがカッコいい💕
 物語の中では機敏な動きで犯人の手を後ろに捻り、地面に押さえつけて拘束するというシーンがお気に入りです。

 コンテストにはこの1作品だけエントリーしたんですが、最終選考まで残していただけたようです。
 受賞には至りませんでしたし、この物語をおもしろいと感じてもらえたかどうかは人それぞれだと思うのですけど、がんばって書いた甲斐がありました。

 そして次の第6回ベリーズカフェ短編小説コンテストのテーマは「悪役令嬢」。
 ファンタジーの分野が未経験な私は考えるまでもなく回避しました。
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