グリーンリーフ~夏目若葉メモワール~

憧れのCEOは一途女子を愛でる

 2月から第6回ベリーズカフェ恋愛小説大賞のコンテストが始まっていたのは知っていたので、『庇護欲強めの~』を書き上げたあと、新作の準備に取り掛かってはいました。
 といっても、頭には構想がなにもなく、真っ白の状態から始めなくてはいけなくて💦

 コンテストの締め切りは6/30だったんですけど、私にとってはちょっとタイミングが悪かったんです。
 『この結婚は普通ではないので~』の校正作業があったから、なんやかんやで4月と5月はそっちしか考えられなくて。

 2月~3月の時点で、まだ時間はあるから大丈夫だろう、なんて思っていたのが仇になりましたね。
 恋愛小説大賞の作品はなんとか3月のうちにできるだけ書いておこうと思ったんですが、最初の段階でプロットがうまく進まずに四苦八苦しました。

 『憧れのCEOは一途女子を愛でる』をオフィスラブ部門にエントリーします。
 ヒロインの冴実(さえみ)は、会社の社長である朝陽(あさひ)に対して憧れと尊敬の気持ちを抱いているけれど、まともに話したこともないので雲の上の存在。
 そんな中、ある雨の日に祖父に傘を届けに行った碁会所で、祖父の囲碁仲間が朝陽の祖父で友達だったという意外な事実を知るのです。そこからふたりは急接近💕…という展開。

 私の中でのコンセプトは「がんばる女子」でした。
 元カレと付き合っていたときも冴実は一生懸命に尽くしていたんですが、それでもうまくいかなくて裏切られ……
 傷ついていたとき、朝陽が雑誌のインタビューで「がんばる人は素敵だ」と発言をしているのを目にして勇気づけられるんですよね。がんばることに自信をなくしていた冴実がポジティブになれたのは朝陽のおかげなんです。
 ふたりはこのときまだ面接でしか顔を合わせていませんが、ある意味惹かれたのは必然だったのかな、と。

 7章の構成にしましたが、作り込みが甘かった気がしてなりませんでした。
 朝陽はアパレル会社のイケメン社長に仕立てたんですが、ただただスマートにカッコいいだけではインパクトに欠けるので、キャンピングカーであちこち行っちゃう趣味を持ってるヒーローにしたんですが、斬新すぎたのかな(^^;)

 これでも私、キャンピングカーについてもいろいろ調べたんですけどねぇ。
 高い値段の車をポンと買っちゃうのも、カッコいいはずなのになぁ(笑)

 コンテストの結果ですが、かすりもしなかったです。
 短編とは違うので、もっと時間をかけて磨き上げないと最終候補にすら残れないってことですよね。

 私って、締め切り前にバタバタとしながら時間がない~って完結ボタンを押しているようなときはダメなんですよ(^^;)
 もっと余裕を持たないと結果につながらないですね。私の場合はですけど💦

 ベリカ最大のコンテストに応募したのは初めてでしたが、いやぁ、やっぱりレベルが高い!
 お祭りに参加できたのはよかったですけど、もっともっと腕を磨かないと全然ダメですね。精進します。

< 47 / 71 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop