エリート脳外科医の長い恋煩い〜クールなドクターは初恋の彼女を溺愛で救いたい〜

 彼の指先と唇に翻弄されて、気づけば下着も全てベッドの下に落ちている。 

 少しひんやりとしたしなやかな指に何度も素肌をなぞられ、それだけで身体の奥がゾクゾクとして、恥ずかしいはずなのにそれと同じくらいもっと触れて欲しいと思ってしまう。

 彼の手が徐々に上がってきて、胸に到達しやわやわと揉まれながら、片方の胸の先端を口に含まれる。

 「っあ、んっ...」

 自分でも驚くほど甘ったるい声が漏れ、あわてて口元に手を持っていくも、ふっと微笑まれてすぐに捕まった手はシーツの上に戻されてしまう。

 先程までとは違う容赦ない舌に、何度も舐めあげられちゅっと先端を吸われれば、身体の震えも声も抑えられない。
 身体を捩っても、宥める様に腰を押さえられながら唇を塞がれるだけ。

 腰にあった手が今度はどんどん下りていき思わず膝を合わせるけれど、内腿を撫でられビクッとした隙に彼の膝が割って入ってきた。

 自分でも分かるほどトロトロと溢れているのが恥ずかしくて、そこに触れようとする彼の腕を思わず掴む。

 「っや、待って... あっ んっ」

 私の小さな抵抗など気にもせず、ツーっとそこを指で撫でながら

 「優茉、大丈夫。力抜いてごらん?」

 耳元で低い優しい声が響いて、ふわっと頭を撫でられると、不思議と力が抜けてくる。

 それを察した彼は私を見つめながら、ゆっくりと指を中へと進めていく。

 「あっ、んぅ... あぁっ」

 ゆっくりと動き出した指に中を何度も擦られ、くちゅっくちゅっと濡れた音が脳に響いて、次第にお腹の奥から熱いものが迫り上がってくる。
 初めての感覚に怖さを覚え、再び彼の腕をぎゅっと強く掴んで首を振ってみるけれど...

 「やっ、もぅ...、だ、めぇ」

 指の動きは止まる事なく、大丈夫という様にまた優しいキスが降ってきた。

 「んぅ、ふっ... やっ、あぁっ」

 すると頭の中で何かが弾けたように真っ白になって、ビクンっと身体が勝手に跳ねる。

 はぁ、はぁ... な、何?これ...?

 目の前がぼんやりとして、自分の身体が自分のものじゃないみたいで怖くなり、思わずぎゅっと両手で自分を抱きしめる。
 恍惚の表情で頭を撫でる彼と目が合うと、ふっと優しく嬉しそうに微笑んでくれる。

 「優茉、すごく可愛い。上手にイけたね」

 え...? これが、イくって、こと?

 初めての感覚に戸惑っていると、中をゆるゆると動いていた指が抜かれ、そのまますぐ上の膨らみを撫で上げられる。

 「あっ、やっ、だめっ」

 感じたことのない強い刺激に、腰を引こうとしても押さえられていて動けない。

 「柊哉、さん、もぅ...」

 「大丈夫、俺の指だけ集中して?」

 強かった刺激はだんだんと甘い刺激へと変わっていき、頭が麻痺していく様な感覚におそわれる。

 その後も何度も感覚の果てへと導かれて、身体はもう指一本も動かないほど脱力してしまった。
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