元カレと再会ワンナイトで愛を孕んだので内緒の出産をしましたが入れ替わったらバレました
『大丈夫よ! お父さんのことは私に任せて! あ~楽しみだわ~』
とメッセージが返ってきた。
『大興奮!』と目をハートにしたうさぎのスタンプと共に。
「わぁ……。知美さんめっちゃ興奮してるわ……」
「なんか、頼りになりそうだな」
「ハハハ……知美さん若いからね。それに、知美さんがいなかったら……」
「……?」
私は妊娠に気づいたときのことを鷹也に話した。
知美さんのアシストがなかったら、明るい気持ちで出産を迎えられなかったかもしれないと。
「本当に感謝してるの、知美さんには」
「……ああ、俺も感謝しかない。杏子にも……」
「え?」
「ひなを産んでくれてありがとう」
「鷹也……」
鷹也が私を抱きしめる。
「これからはずっと傍にいるから。杏子のこともひなのことも俺が守りたい」
「うん、うん……」
幸福感と、それを上回る圧倒的な安心感が私を襲う。
やっと気づいた。
私、不安だったんだ。
私、寂しかったんだ。
久しぶりの抱擁は私を弱くする。
もう、この温もりを手離せない。
◇ ◇ ◇
とメッセージが返ってきた。
『大興奮!』と目をハートにしたうさぎのスタンプと共に。
「わぁ……。知美さんめっちゃ興奮してるわ……」
「なんか、頼りになりそうだな」
「ハハハ……知美さん若いからね。それに、知美さんがいなかったら……」
「……?」
私は妊娠に気づいたときのことを鷹也に話した。
知美さんのアシストがなかったら、明るい気持ちで出産を迎えられなかったかもしれないと。
「本当に感謝してるの、知美さんには」
「……ああ、俺も感謝しかない。杏子にも……」
「え?」
「ひなを産んでくれてありがとう」
「鷹也……」
鷹也が私を抱きしめる。
「これからはずっと傍にいるから。杏子のこともひなのことも俺が守りたい」
「うん、うん……」
幸福感と、それを上回る圧倒的な安心感が私を襲う。
やっと気づいた。
私、不安だったんだ。
私、寂しかったんだ。
久しぶりの抱擁は私を弱くする。
もう、この温もりを手離せない。
◇ ◇ ◇