元カレと再会ワンナイトで愛を孕んだので内緒の出産をしましたが入れ替わったらバレました
「6時になったらゴミ袋運んでよ?」
「わかってるって」
商談は成立したので、私は悠太のためにカップ麺を作ることにした。
悠太が食べている間に、晩ご飯の支度をする。
といっても今日は買い物ができていないから、冷凍しているご飯で簡単にオムライスを作るだけなんだけど。
「オムライスも食いたい」
「ダメよ。知美さんが晩ご飯の支度しているはずでしょう? 食べられなくなっちゃうじゃない」
「えー! 食べられるに決まってるじゃん! 小6男子なめんなよー」
底なしだわ、こいつ……。まあ、育ち盛りだもんね。
「でもダメ。もう冷凍のご飯ないから。また今度ね」
「杏子のけちー」
「……カップ麺のこと、知美さんに言うわよ」
姉にケチとはなんだ。弱みを握っているのはこっちなんだから、という意味を込めて脅しておく。
「ぜ、絶対言うなよ? 母さん、おーがにっくってやつに凝っててうるさいんだからな!」
「じゃあいい子にしてなさい」
「……」
思いっきり口を尖らせているが、私が知美さんに言いつけるなんて本気で思っているのかしら?
バレたら私も怒られちゃうんだから言うわけないのに。ほんと、バカ……。
「わかってるって」
商談は成立したので、私は悠太のためにカップ麺を作ることにした。
悠太が食べている間に、晩ご飯の支度をする。
といっても今日は買い物ができていないから、冷凍しているご飯で簡単にオムライスを作るだけなんだけど。
「オムライスも食いたい」
「ダメよ。知美さんが晩ご飯の支度しているはずでしょう? 食べられなくなっちゃうじゃない」
「えー! 食べられるに決まってるじゃん! 小6男子なめんなよー」
底なしだわ、こいつ……。まあ、育ち盛りだもんね。
「でもダメ。もう冷凍のご飯ないから。また今度ね」
「杏子のけちー」
「……カップ麺のこと、知美さんに言うわよ」
姉にケチとはなんだ。弱みを握っているのはこっちなんだから、という意味を込めて脅しておく。
「ぜ、絶対言うなよ? 母さん、おーがにっくってやつに凝っててうるさいんだからな!」
「じゃあいい子にしてなさい」
「……」
思いっきり口を尖らせているが、私が知美さんに言いつけるなんて本気で思っているのかしら?
バレたら私も怒られちゃうんだから言うわけないのに。ほんと、バカ……。