弁護士は相談料として愛を請求する

「そうだな。宝田社長のお宅へ伺うかな。泣いてもいいところじゃないとだめだし、俺の家だと余計はしゃぐだろ」

「うん。それがいいかも。お休みの日の午前中に伺おうよ。修也君は午前中が一番聞き分けいいと思うの」

「なるほど、さすが保育士」

「えへへ」

「まあ、やりたくないが少し一緒に遊んでやるかな。お前じゃなくて俺を友達にして、お前から離す」

「……どうだろう」

「さてと。今日は金曜だし、泊まって行けよ」

「のんは明日仕事でしょ?」

「そうだけど、夜はお前が必要。今日の活動料金ももらう」

「あのさ……それいつまで?ねえ、私達恋人でしょ?いちいちそんな料金発生しないと思う」
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