初恋婚〜幼馴染のエリート同期と離れられなくなりました～

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「先輩、おやよぉございますぅ！」
デート翌日のマイちゃんが出勤してきたのは就業開始の３分前だった。

ギリギリまで眠って、それでもしっかりとメークをして来ている。
一方の優莉奈は朝早くに目覚めたもののなにもやる気が起きずにダラダラと過ごし、ひどい顔のまま出勤している。

なんとなく引け目を感じてすぐに顔を隠そうとしたけれど、一歩遅かった。

「先輩その顔どうしたんですかぁ？　老けた般若みたいですよぉ？」
マイちゃんの容赦ない言葉がグサグサと突き刺さる。

別に怒っているわけでもないのに般若とはなんだ。
しかも『老けた』をつける意味はないはずだ。

そんなマイちゃんを見てみると肌がツヤツヤしている。
若さだけではない。

昨日のデートがとてもいいものだとわかるツヤツヤ感だ。
一方の優莉奈は化粧を落とさずに寝たためお肌がガサガサだった。