初恋婚〜幼馴染のエリート同期と離れられなくなりました~
それでも空気は淀んだままったので、キッチン側へ向かって換気扇を回した。
そこでシンクへ視線が向かってしまい、真っ黒になった得体のしれない何かを目撃してしまった。
きっと食べ物や生ゴミを放置して腐らせたんだろう。
「ごめんね汚くて」
「い、いえ。男性の一人暮らしはこんなものだと思います」
慌ててそう答えながらも、これほどの惨状は見たことがないと思った。
いくらなんでもひどすぎじゃないだろうか。
だけどここで帰るわけにはいかなかった。
一樹はきっとその気になって優莉奈をこの部屋に上げている。
仕事ができるのに片付けはできないなんて、そのギャップが可愛いんじゃない?
と、自分自身に言い聞かせてどうにか納得させる。
そこでシンクへ視線が向かってしまい、真っ黒になった得体のしれない何かを目撃してしまった。
きっと食べ物や生ゴミを放置して腐らせたんだろう。
「ごめんね汚くて」
「い、いえ。男性の一人暮らしはこんなものだと思います」
慌ててそう答えながらも、これほどの惨状は見たことがないと思った。
いくらなんでもひどすぎじゃないだろうか。
だけどここで帰るわけにはいかなかった。
一樹はきっとその気になって優莉奈をこの部屋に上げている。
仕事ができるのに片付けはできないなんて、そのギャップが可愛いんじゃない?
と、自分自身に言い聞かせてどうにか納得させる。