神殺しのクロノスタシスⅤ〜後編〜
―――――…溢れ落ちる涙と共に、心が洗われていくようだった。
かつて、同じことを言われた。
僕の罪じゃないって。
ずっと僕の罪だと思っていたのに、これは僕の罪じゃないって。
そう思って良いのか。それは許されることなのか。
でも、結局…許さない、許せないと思っているのは自分だけ。
…分かってたよ。本当はずっと。
だけど僕は、怖かったのだ。
自分は悪くない。自分の罪じゃない…そう思い込んで、自分を甘やかして。
また誰かの未来を奪ってしまったら、今度こそ耐えられない。
だから、気づかなかった振りをしていた。
でも、それは逃げだよね。
彼女は…スクルトは、僕が逃げ続けた僕の罪に、真正面から向かい合ってくれた。
そして、選んだ。
僕と共にあることを。僕と同じ…未来を描くことを。
だから、僕も…選んで良いだろうか。今度こそ。
君と同じ…未来を。
君が、幸福に満ちていると予言した未来を。
かつて、同じことを言われた。
僕の罪じゃないって。
ずっと僕の罪だと思っていたのに、これは僕の罪じゃないって。
そう思って良いのか。それは許されることなのか。
でも、結局…許さない、許せないと思っているのは自分だけ。
…分かってたよ。本当はずっと。
だけど僕は、怖かったのだ。
自分は悪くない。自分の罪じゃない…そう思い込んで、自分を甘やかして。
また誰かの未来を奪ってしまったら、今度こそ耐えられない。
だから、気づかなかった振りをしていた。
でも、それは逃げだよね。
彼女は…スクルトは、僕が逃げ続けた僕の罪に、真正面から向かい合ってくれた。
そして、選んだ。
僕と共にあることを。僕と同じ…未来を描くことを。
だから、僕も…選んで良いだろうか。今度こそ。
君と同じ…未来を。
君が、幸福に満ちていると予言した未来を。