蜜別居?(2年振りに逢った旦那は隣に住んでました!浮気相手と一緒じゃなくて良かったです!)
「こんな完璧なチーフと別居するとか本当にバカな男ですよ!!有り得ない」
「うんうん!無いですね。めっちゃ料理美味いし部屋も綺麗で仕事まで出来る!!」
「ははっ…完璧じゃないよ」
照れながら謙遜したけど言われて嬉しくないわけがない。
こんな良い部下を持って私は幸せ者!!
今日の高級レストランの相手にも爪の垢を煎じて飲ませたい!
「二人共ありがとう。これからも宜しく」
三人で乾杯をして仕事の話や学生時代の話に花を咲かせてバッグに入れっぱなしだった携帯を取り出すと不在着信ランプとメールのタスクバーが4件
不在着信もメールも瀬名。
〈電話出ろよ〉
〈送るから戻ってこい〉
〈お前何処にいるんだよ〉
〈俺の言い方が悪かった。ごめん〉
言い方はムカついたけど謝られて何てメールすれば良いのか分からない。
酔いが回った状態でメールも面倒臭い。
それに時間が…
「やだ!!もう2時。どうする?泊まる?」
泊まるにしても…一組しか布団がない
「いや帰りますよ!真緒起きろ〜」
半目の真緒ちゃんを揺すり何とか目を開けさせた。
「タクシー呼ぶわね」
電話をしながらも真緒ちゃんを見るとまた深い眠りに。
「笠木君、真緒ちゃんだけ泊まらせなさいよ。二人共休みなんだよね?」
「そうです。じゃあ…明日迎えに来ます」
コックリコックリと首を縦に振るほど眠い彼女を起こすのは可哀想で泊まらせる事にした。
「下まで見送る」
そう言って玄関を先に笠木君が開けると急に止まるから大きい背中にぶつかった。
「男のお帰りかよ」
タイミング最悪…お隣さんのご帰宅と同時
「私が誰と居ようがアナタに関係無いでしょ。ねえ蓮くん」
名字でしか呼んだ事ないのにイラッとして笠木君の腕にわざと絡みついた。
くるくる回る感覚は完璧に酔いが回ってきてて別居中の身で男と居たら離婚訴訟で慰謝料とか頭からぶっ飛んでる。
「いや、その、チーフ」
「奏、お前酔ってるだろ」
「酔ってませーん!それも瀬名には関係無いでしょ」
早く退けとシッシッと手でアピールする。
「お前な…」
「あの二人共」
「早くあっちに行けって感じ」
「二人共喧嘩しないで下さい!!チーフやっぱり真緒連れて帰りますよ。話し合いをして下さい」
慌てて真緒ちゃんをお姫様抱っこして私達の間をすり抜けて行った。
「何だよ。蘇芳のやつか」
ため息まじりの声を聞いてイライラが増してくる。
「もううるさいな。早く離婚届にサインすれば良いじゃん」
話し合いなんてするわけもなくフラフラと玄関に入ろうとすると急に引っ張られて私を軽々と抱き上げて部屋に上がり込んできた。
「うんうん!無いですね。めっちゃ料理美味いし部屋も綺麗で仕事まで出来る!!」
「ははっ…完璧じゃないよ」
照れながら謙遜したけど言われて嬉しくないわけがない。
こんな良い部下を持って私は幸せ者!!
今日の高級レストランの相手にも爪の垢を煎じて飲ませたい!
「二人共ありがとう。これからも宜しく」
三人で乾杯をして仕事の話や学生時代の話に花を咲かせてバッグに入れっぱなしだった携帯を取り出すと不在着信ランプとメールのタスクバーが4件
不在着信もメールも瀬名。
〈電話出ろよ〉
〈送るから戻ってこい〉
〈お前何処にいるんだよ〉
〈俺の言い方が悪かった。ごめん〉
言い方はムカついたけど謝られて何てメールすれば良いのか分からない。
酔いが回った状態でメールも面倒臭い。
それに時間が…
「やだ!!もう2時。どうする?泊まる?」
泊まるにしても…一組しか布団がない
「いや帰りますよ!真緒起きろ〜」
半目の真緒ちゃんを揺すり何とか目を開けさせた。
「タクシー呼ぶわね」
電話をしながらも真緒ちゃんを見るとまた深い眠りに。
「笠木君、真緒ちゃんだけ泊まらせなさいよ。二人共休みなんだよね?」
「そうです。じゃあ…明日迎えに来ます」
コックリコックリと首を縦に振るほど眠い彼女を起こすのは可哀想で泊まらせる事にした。
「下まで見送る」
そう言って玄関を先に笠木君が開けると急に止まるから大きい背中にぶつかった。
「男のお帰りかよ」
タイミング最悪…お隣さんのご帰宅と同時
「私が誰と居ようがアナタに関係無いでしょ。ねえ蓮くん」
名字でしか呼んだ事ないのにイラッとして笠木君の腕にわざと絡みついた。
くるくる回る感覚は完璧に酔いが回ってきてて別居中の身で男と居たら離婚訴訟で慰謝料とか頭からぶっ飛んでる。
「いや、その、チーフ」
「奏、お前酔ってるだろ」
「酔ってませーん!それも瀬名には関係無いでしょ」
早く退けとシッシッと手でアピールする。
「お前な…」
「あの二人共」
「早くあっちに行けって感じ」
「二人共喧嘩しないで下さい!!チーフやっぱり真緒連れて帰りますよ。話し合いをして下さい」
慌てて真緒ちゃんをお姫様抱っこして私達の間をすり抜けて行った。
「何だよ。蘇芳のやつか」
ため息まじりの声を聞いてイライラが増してくる。
「もううるさいな。早く離婚届にサインすれば良いじゃん」
話し合いなんてするわけもなくフラフラと玄関に入ろうとすると急に引っ張られて私を軽々と抱き上げて部屋に上がり込んできた。