蜜別居?(2年振りに逢った旦那は隣に住んでました!浮気相手と一緒じゃなくて良かったです!)
「触る事が出来なかった。指輪も何もかも」
埃がない部屋は丁寧に掃除されてるんだと思う。
「2年も前じゃない。瀬名が名前を書くだけ」
「あのさ奏は何か言いたい事とかないのか?」
きっと全部見透かさてる。
それが悔しくて口に出せない分涙が溢れそうになるのを堪えた。
「最後にしたいなら全部お互い吐き出すべきだろ」
シーンと静まり返った部屋で黙ったまま手を一段と強く握りしめる
「ほら」
横に大きく手を広げ私を優しく包み込み子供の頃のように泣く私の頭を撫でて落ちつかせる。
「どんだけ負けず嫌いの為に待たせるんだよ」
泣き止んだ私をソファで膝に座らせて抱きしめた腕を緩めて私を覗き込む
「待たせるって…瀬名が待つの?」
「そうだよ。やっと結婚出来たと思ったのに急に離婚届出されて…挙げ句に気になるやつとか」
一瞬テーブルの離婚届に目をやった。
「気になる奴がどんな奴か気になって蘇芳の株主になって色々探って見たけどそんな奴見当たらないし」
一気にまくし立てて息を吐いた。
「奏が初めてだったのが分かった時に誰も居ないって確信出来て嬉しかった」
「…いちいち言わないでよ」
そんな人居ないんだから見当たるわけもないのに株主にまでなって…
「凄く無駄遣いしたね」
蘇芳の株をどれだけ買ったのかは聞かないけど…
「まさかうちの隣は」
「あぁ、あれはうちの両親が俺達の関係に我慢出来なくて借りた部屋。そんなストーカーみたいな事俺はしてない」
やっぱり両家に仕組まれた事だったと納得した。
「このマンションの方に俺ほぼ住んでるからあっちはダミー的な感じ」
お金持ちってダミーでマンション借りるとか次元が違い過ぎる。
「あのシュシュ!お義母さんの?」
「シュシュ?髪結ぶやつなら母親のだな」
だからあの時「意味わからん」て瀬名は言ったんだ。
勝手に私が勘違いしただけって事
埃がない部屋は丁寧に掃除されてるんだと思う。
「2年も前じゃない。瀬名が名前を書くだけ」
「あのさ奏は何か言いたい事とかないのか?」
きっと全部見透かさてる。
それが悔しくて口に出せない分涙が溢れそうになるのを堪えた。
「最後にしたいなら全部お互い吐き出すべきだろ」
シーンと静まり返った部屋で黙ったまま手を一段と強く握りしめる
「ほら」
横に大きく手を広げ私を優しく包み込み子供の頃のように泣く私の頭を撫でて落ちつかせる。
「どんだけ負けず嫌いの為に待たせるんだよ」
泣き止んだ私をソファで膝に座らせて抱きしめた腕を緩めて私を覗き込む
「待たせるって…瀬名が待つの?」
「そうだよ。やっと結婚出来たと思ったのに急に離婚届出されて…挙げ句に気になるやつとか」
一瞬テーブルの離婚届に目をやった。
「気になる奴がどんな奴か気になって蘇芳の株主になって色々探って見たけどそんな奴見当たらないし」
一気にまくし立てて息を吐いた。
「奏が初めてだったのが分かった時に誰も居ないって確信出来て嬉しかった」
「…いちいち言わないでよ」
そんな人居ないんだから見当たるわけもないのに株主にまでなって…
「凄く無駄遣いしたね」
蘇芳の株をどれだけ買ったのかは聞かないけど…
「まさかうちの隣は」
「あぁ、あれはうちの両親が俺達の関係に我慢出来なくて借りた部屋。そんなストーカーみたいな事俺はしてない」
やっぱり両家に仕組まれた事だったと納得した。
「このマンションの方に俺ほぼ住んでるからあっちはダミー的な感じ」
お金持ちってダミーでマンション借りるとか次元が違い過ぎる。
「あのシュシュ!お義母さんの?」
「シュシュ?髪結ぶやつなら母親のだな」
だからあの時「意味わからん」て瀬名は言ったんだ。
勝手に私が勘違いしただけって事