蜜別居?(2年振りに逢った旦那は隣に住んでました!浮気相手と一緒じゃなくて良かったです!)
「瀬名さんは呼ばなくて良いわ。呼ばれると私が怒られる」
「怒られる…ですか?」
蘇芳にはこの間も二人で来店してたし買い物くらいで怒るわけもない
「私、瀬名さんが好きなの。でもアンタとまた一緒に住んでるって聞いたわ。だからどんな女か会いに来て上げたのよ」
好き?
どんな女か会いにきた?
そこまで言うって事は…
「私達ライバルなんですね」
お客様じゃないと分かればこっちも黙っては居られない
「そうなるわね」
脚を組みかえて腕を組み私を品定めするように上から下へ視線を移動させる。
若くて綺麗な彼女に負けるわけにはいかない。
とにかく姿勢を正して胸を張り彼女に静かに話す。
「今度は絶対に離れませんよ。以前はたくさん間違えを犯して別居までしました。でも今度は間違えません!」
姿勢を崩す事なく彼女から目線を逸らさない。
「アンタ面白い女ね。私が男だって知ってるんでしょ」
ふふっと綺麗に笑う彼女はやっぱり綺麗で所作は女性よりも女性だ。
「知ってますけど…恋愛は自由です。瀬名が夏生さんを選ぶ事だって考えられます。女だからって安心なんて絶対にしない。貴方は私のライバルです」
言えた!
圧が半端ないけど戦いを挑まれた以上負けられない!
「ははははっ!アンタ本当に面白い。それに」
組んだ足を解き私の元へ歩み寄ってきた。
そして、
「なっななんですか!?」
ドサッと私の隣に座ったかと思ったら顎を上に向けられて綺麗な顔が間近に。
私の顔はどんどん熱を帯びてくる。
チュッ…
ガチャ!!
「奏!!!」
夏生さんが私にキスするのと同時に瀬名が勢いよく入って来て瀬名の顔はみるみる赤から青くなる。
「夏生!!お前は!!」
「だって可愛いんだもん。私、可愛い子大好きなの知ってるでしょ?」
「いや、あの、その!!」
不意打ち過ぎてパニックになる私とニッコリ笑って私を抱きしめる夏生さん。
それを見て引き剥がそうとする瀬名。
あまりの大声と私の叫び声にうちのスタッフが止めに入った。
「絶対に奏を気に入ると思ったから近寄らせたく無かったのに…」
私の隣に立って瀬名はずっと私の唇をハンカチと手の甲で拭い続けてる。
「いひゃい(痛い)ひゃれちゃう(腫れちゃう)」
何を言っても止めてくれないから唇部分がヒリヒリする。
「私をライバル視するなんて可愛いじゃない?私は男なんだから安心とか顔に出るのに奏ちゃんたら」
「名前呼ぶな!早くイタリアに行けよ」
次はイタリアに行くのか…
「分かったわよ!これ奏ちゃんにプレゼント。本当はコレを渡しに来たのに」
大きめの紙袋をテーブルに置いて時間が無いのか私にまた触れようとする手を瀬名に叩かれて「チッ」と舌打ちをしながら手を振り出て行った。
「良かったぁ〜!笠木と連絡先交換しといて」
「笠木君といつの間に?!」
笠木君を指名してスーツの外商を頼んだらしくその時に私に何かあれば連絡するようにと話してたらしい。
後で笠木君に聞いたけど始めてマンションで会った時に瀬名の事を知っていて私と瀬名の事を怪しんでたみたい。
「変な男が秘密で来たって聞いて夏生だと思ったんだよ…来るのが遅かった」
「あれは本当に不意打ちだったから。それに…」
紙袋の中身はプリザーブドフラワーと高級ガラスのペアグラスが入ってる。
「喜んでくれてるみたいだよ」
メッセージカードには“結婚式は呼びなさい”と書いてあった。
「怒られる…ですか?」
蘇芳にはこの間も二人で来店してたし買い物くらいで怒るわけもない
「私、瀬名さんが好きなの。でもアンタとまた一緒に住んでるって聞いたわ。だからどんな女か会いに来て上げたのよ」
好き?
どんな女か会いにきた?
そこまで言うって事は…
「私達ライバルなんですね」
お客様じゃないと分かればこっちも黙っては居られない
「そうなるわね」
脚を組みかえて腕を組み私を品定めするように上から下へ視線を移動させる。
若くて綺麗な彼女に負けるわけにはいかない。
とにかく姿勢を正して胸を張り彼女に静かに話す。
「今度は絶対に離れませんよ。以前はたくさん間違えを犯して別居までしました。でも今度は間違えません!」
姿勢を崩す事なく彼女から目線を逸らさない。
「アンタ面白い女ね。私が男だって知ってるんでしょ」
ふふっと綺麗に笑う彼女はやっぱり綺麗で所作は女性よりも女性だ。
「知ってますけど…恋愛は自由です。瀬名が夏生さんを選ぶ事だって考えられます。女だからって安心なんて絶対にしない。貴方は私のライバルです」
言えた!
圧が半端ないけど戦いを挑まれた以上負けられない!
「ははははっ!アンタ本当に面白い。それに」
組んだ足を解き私の元へ歩み寄ってきた。
そして、
「なっななんですか!?」
ドサッと私の隣に座ったかと思ったら顎を上に向けられて綺麗な顔が間近に。
私の顔はどんどん熱を帯びてくる。
チュッ…
ガチャ!!
「奏!!!」
夏生さんが私にキスするのと同時に瀬名が勢いよく入って来て瀬名の顔はみるみる赤から青くなる。
「夏生!!お前は!!」
「だって可愛いんだもん。私、可愛い子大好きなの知ってるでしょ?」
「いや、あの、その!!」
不意打ち過ぎてパニックになる私とニッコリ笑って私を抱きしめる夏生さん。
それを見て引き剥がそうとする瀬名。
あまりの大声と私の叫び声にうちのスタッフが止めに入った。
「絶対に奏を気に入ると思ったから近寄らせたく無かったのに…」
私の隣に立って瀬名はずっと私の唇をハンカチと手の甲で拭い続けてる。
「いひゃい(痛い)ひゃれちゃう(腫れちゃう)」
何を言っても止めてくれないから唇部分がヒリヒリする。
「私をライバル視するなんて可愛いじゃない?私は男なんだから安心とか顔に出るのに奏ちゃんたら」
「名前呼ぶな!早くイタリアに行けよ」
次はイタリアに行くのか…
「分かったわよ!これ奏ちゃんにプレゼント。本当はコレを渡しに来たのに」
大きめの紙袋をテーブルに置いて時間が無いのか私にまた触れようとする手を瀬名に叩かれて「チッ」と舌打ちをしながら手を振り出て行った。
「良かったぁ〜!笠木と連絡先交換しといて」
「笠木君といつの間に?!」
笠木君を指名してスーツの外商を頼んだらしくその時に私に何かあれば連絡するようにと話してたらしい。
後で笠木君に聞いたけど始めてマンションで会った時に瀬名の事を知っていて私と瀬名の事を怪しんでたみたい。
「変な男が秘密で来たって聞いて夏生だと思ったんだよ…来るのが遅かった」
「あれは本当に不意打ちだったから。それに…」
紙袋の中身はプリザーブドフラワーと高級ガラスのペアグラスが入ってる。
「喜んでくれてるみたいだよ」
メッセージカードには“結婚式は呼びなさい”と書いてあった。