再び異世界?!─平凡聖女の育てた少年が、年上魔公爵になって貫く健気過ぎる激重純愛♡─

一人きりになった自室のドアにもたれて、セーラはため息をついた。

男の力でいつでも奪えた純潔を奪わなかった。


セーラが尊く大事に扱われたのだという事実に、セーラはつい何度も胸が高鳴った。



マオが「私が育てた男の子」

ではなく、

初めて、きちんと「男」に見えた。
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