再び異世界?!─平凡聖女の育てた少年が、年上魔公爵になって貫く健気過ぎる激重純愛♡─
金色の瞳を細めて、マオが優しく笑えばセーラはふっと笑って絆されてしまう。セーラは常に、マオはいい子!の視点で物事を見る。
「マオが人を傷つけないようにいっぱい考えて行動してること自体はいい子!」
「セーラは僕のこと絶対褒めてくれるよね。そういうところが大好きなんだ」
セーラ大好きが高まったマオは、丁度良い場所にあるセーラの額にちゅっと可愛いキスをしてしまった。
セーラの首から額にかけて白い肌が赤く染まり、あわあわ身体を揺らした。
「もうマオ!キスしちゃダメ!」
「どうして?」
「だってもう大人だから!」
「大人だから?」
「ドキドキしちゃう!」