静穏総長も、時には激しく愛したい
「へ⁉」
「あ、私も聞きたいです!」
「えぇ⁉」
急に質問攻めを受け、赤面する立花。
その様子を「可愛い!」なんて見てる夜野の彼女――日向。よほど立花を溺愛していると見える。今にも立花を写真に納めんとする勢いだ。
「い、生吹くんと付き合うきっかけになったのは……。
生吹くんが、私に危険が及ばないよう最強の総長になるって、街を支配する勢いだったから、その暴走を止めようと思って……」
「……」
春風が率いる【月光】は、街の悪を取り締まる暴走族として有名だ。けど、それさえも彼女のためだったなんて……なんというか執念だ。
すると日向も同じ事を思ったのか、
「でも結果的に、街どころか全国を支配してますよね?」
と突っ込んだ。立花は「うぅ」と顔を赤くして、おっしゃる通りです、と言わんばかりだ。
「あ、私も聞きたいです!」
「えぇ⁉」
急に質問攻めを受け、赤面する立花。
その様子を「可愛い!」なんて見てる夜野の彼女――日向。よほど立花を溺愛していると見える。今にも立花を写真に納めんとする勢いだ。
「い、生吹くんと付き合うきっかけになったのは……。
生吹くんが、私に危険が及ばないよう最強の総長になるって、街を支配する勢いだったから、その暴走を止めようと思って……」
「……」
春風が率いる【月光】は、街の悪を取り締まる暴走族として有名だ。けど、それさえも彼女のためだったなんて……なんというか執念だ。
すると日向も同じ事を思ったのか、
「でも結果的に、街どころか全国を支配してますよね?」
と突っ込んだ。立花は「うぅ」と顔を赤くして、おっしゃる通りです、と言わんばかりだ。