静穏総長も、時には激しく愛したい
「え……」
「私の蒼羽をご覧くださいよ! もう本当にひねくれ者で、たまに素直になったかと思いきや急にそっけなくなったり……もうネコですよ、猫!」
「……」
今まで暴走族の事なんか、全く興味なかったけど……。日向の話を聞いて、少しだけ夜野に興味が湧いてくる。
猫みたいな最強二位って、どんな奴だよ。
立花からテイッシュをもらった日向が、鼻をズビズビ鳴らしながら尚も続けた。
「その澪音って子、きっと待ってますよぅ。千秋さんが素直に、愛の告白をするのを」
「いや、”愛”っていうか……」
純白から婚約の話を聞いて、澪音への恋心に気付いたくらいだ。
愛だとか、恋だとか……そんな事をマジマジ言われると、正直、戸惑う。
「私の蒼羽をご覧くださいよ! もう本当にひねくれ者で、たまに素直になったかと思いきや急にそっけなくなったり……もうネコですよ、猫!」
「……」
今まで暴走族の事なんか、全く興味なかったけど……。日向の話を聞いて、少しだけ夜野に興味が湧いてくる。
猫みたいな最強二位って、どんな奴だよ。
立花からテイッシュをもらった日向が、鼻をズビズビ鳴らしながら尚も続けた。
「その澪音って子、きっと待ってますよぅ。千秋さんが素直に、愛の告白をするのを」
「いや、”愛”っていうか……」
純白から婚約の話を聞いて、澪音への恋心に気付いたくらいだ。
愛だとか、恋だとか……そんな事をマジマジ言われると、正直、戸惑う。