静穏総長も、時には激しく愛したい
「そりゃねーだろ。いきなり”総長ね”って言われたら、アイツ小心者だから泣くぞ」
言うと、生吹は笑った。
「だからだよ」と。
「せめて俺と同率一位になるくらいじゃないと、いくら夜野でも【月光】は任せられない。
今、夜野は二位。俺の所まで上がってくるまで、次期総長の話は出来ないな」
「夜野が、上がれるか……? お前ってバケモノみたいな強さだからな」
夜野が気の毒だ……。
倒せないバケモノを相手に「かかってこい」と言われ、膨大な不良を押し付けられて「次の総長な」と言われ。
いや、後者は夜野が一位になったら……の話だけど。しかし、それでも気の毒だ。無理難題を押し付けられて、同情するぜ……。
すると生吹は笑った。
言うと、生吹は笑った。
「だからだよ」と。
「せめて俺と同率一位になるくらいじゃないと、いくら夜野でも【月光】は任せられない。
今、夜野は二位。俺の所まで上がってくるまで、次期総長の話は出来ないな」
「夜野が、上がれるか……? お前ってバケモノみたいな強さだからな」
夜野が気の毒だ……。
倒せないバケモノを相手に「かかってこい」と言われ、膨大な不良を押し付けられて「次の総長な」と言われ。
いや、後者は夜野が一位になったら……の話だけど。しかし、それでも気の毒だ。無理難題を押し付けられて、同情するぜ……。
すると生吹は笑った。