メガネむすめ
八月十九日

 駅員さんに朝ご飯も貰ってしまった。私たちはお礼を言いながら足速に始発電車に乗り込んだ。今度は折り菓子を持ってお礼を言いに行こう。
 電車に揺られて数時間。お母さんの実家に到着したが、疲れもあったのだろう。私たちは到着してすぐに眠ってしまった。
 夜に目が覚めて、お母さんに呼ばれてバルコニーに出たら、夜空一面に星空が広がっていた。寒いけど、またいつかここに来よう。そう誓った。
 そういえば、朝起きた時の早瀬君の寝言はどういう意味なんだろか。いつか聞こうと思う。
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