メガネむすめ
八月二十六日
昼からずっと川辺で早瀬君と話した。
引っ越しは九月末。変更は不可能で、向こうに行ったら気軽に会うことは出来ないらしい。些細な好奇心から行き先を聞いて、少し後悔した。
遠い、付き合って約二ヶ月の私には遠過ぎる距離だった。
それと私たちのこと。付き合っている割りには一緒にいる時間の少なくて、今まで一度も手を繋いでいなかったこと。
それから、早瀬君と手を重ねながらこれからのことを話した。
沢山話そう。
沢山手を繋ごう。
沢山思い出を作ろう。
九月が終わるまで、恋人同士でいよう。
これからは恋人ごっこじゃなくて、本当の恋人同士になろう。
そう言ったら、早瀬君は「じゃあ俺の告白は何だったんだよ」と言って笑った。
あの時は言えなかったけど、早瀬君が告白してくれなければ今の私は無かった。早瀬君が頑張ったから今があるんだよ。ありがとう、早瀬君。
昼からずっと川辺で早瀬君と話した。
引っ越しは九月末。変更は不可能で、向こうに行ったら気軽に会うことは出来ないらしい。些細な好奇心から行き先を聞いて、少し後悔した。
遠い、付き合って約二ヶ月の私には遠過ぎる距離だった。
それと私たちのこと。付き合っている割りには一緒にいる時間の少なくて、今まで一度も手を繋いでいなかったこと。
それから、早瀬君と手を重ねながらこれからのことを話した。
沢山話そう。
沢山手を繋ごう。
沢山思い出を作ろう。
九月が終わるまで、恋人同士でいよう。
これからは恋人ごっこじゃなくて、本当の恋人同士になろう。
そう言ったら、早瀬君は「じゃあ俺の告白は何だったんだよ」と言って笑った。
あの時は言えなかったけど、早瀬君が告白してくれなければ今の私は無かった。早瀬君が頑張ったから今があるんだよ。ありがとう、早瀬君。