キミノート。
「…―おい、お前聞いてる??」





私は我にかえった。






「え、あ、あの……」




な、なんて言えばいいのかな…!?







「……お前、同じ学校だよな??…どーせ迷ったってとこじゃねーの??」



また、クシャっと笑う。





(な、なれなれしぃ~…)



でも、事実だから私はしょうがなくうなずいた。







「よしっじゃ超急いでいくから、後ろ乗れ」






「えっ!?」



こ、この人何いってるの!?



だって…今日初対面の人だよ??



そんな信じちゃっていいのかな…





「ほれ!入学式に遅刻して怒られるよりかはマシだろ」



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