キミノート。
「で、でも…」



やっぱり、ちょっと、怖い。





「…乗らないなら置いてくぞ??」



にやりとした、不敵な笑みを浮かべてこっちをみる。



も、もう…!!






「わ、わかりましたっ!!よろしくお願いします…」



そういい、私はその人の自転車の後ろにまたがった。





「うわやべっ時間ねぇから超とばすぜ!!しっかり捕まってろ」









そういったか、いい終わらないうちにもう自転車はとてつもないスピードで走りだしていた。





(は、早いよ~…!!)







怖い…と思った。

だけど…
なんだか楽しかった。

面白かった。



今、捕まっている前の人の背中が、凄く頼もしく思えた。





ドクン…



まただ。

なんなんだろう、この胸の高まり…

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