俺だけの特権



私と同じ気持ちじゃないかな?なんて。



不安と期待が入り混じる、
緊張した気持ちでそう尋ねると。



「俺は、ねるが好きだから。
誰にも見せたくないって思う。
だから、〝閉じ込めたい〟よ。ねるのこと」



私の期待してた、〝好き〟の言葉。



私と同じ、
〝好き〟の気持ちを伝えてくれたちーくん。



私は嬉しさのあまり...........................



「............ぅ、ゴホッ、
私も、ちーくんが好きだよぉ‼︎」



そう言って、布団から出るなり、
勢いよくちーくんに抱きついた。



すると、すぐに、
ちーくんも抱きしめてくれて。



「..................ねる。咳き込みながら、かよ」



そう言って、呆れながら、
私の頭を後ろからポンポンッとすると。


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