狼少女と、溺愛男子
「ふっ。だいせーかい!
どうせ聖里が最後に並ぶと思ってさ、
係の人に頼んで、先にくじ貰っといた」
そう、悪びれる様子もなく口にする琉架くん。
ニコニコ笑ってる琉架くんに...............
「.........、貰っといた、じゃないよ‼︎
そういうのが......イジメの原因になるじゃん!」
そう言って、バシッと肩を叩くと。
「もう、俺ガキじゃねーし。
中学生じゃないから、聖里のこと守れるよ」
私の叩いた手を取ってそう言う琉架くん。
「...............っ、中学の時もそうだった、
琉架くん、無駄にかっこよくてモテるから、
だから、余計なことすると...............っ、」
〝余計なことすると批判浴びるじゃん〟
そう言おうとしたのに..................