寝ても覚めても、離してやんない
❀4

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「お邪魔しま~す、めちゃくちゃにされに来ました~」

「っだ、まれっ」

「んむぐっ」



 意気揚々、暖の家に入って宣言したわたしに、黒ずくめの男が後ろから眠り薬を嗅がせた……!

 しかし実際は黒ずくめの男ではなく暖で、眠り薬ではなく暖エキスの染み込んだ制服であった。



「誰かいるっけ?」

「……いない」



 じゃあ今の発言、何も問題ないじゃん。

 恥ずかしがりやさんめ。



「……にへ、やりたい放題だね♡」

「うるさい、早く行くぞ」

「きゃっ♡」



 繋がれた手に引かれて階段を上がっていく。

 幼なじみのよしみで黙っててあげるけど、手汗びしょびしょだね。

 スマートにいけないところも好き……♡


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