野いちご学園 逆ハーアイドル寮


美少女並みにキュートな寝顔のせいか、壁や机にぶつからないか心配なのか。

みんなの視線は環くんに向かってくれて。

私への追及がなくなったことに、安心したのものの……



「あっ、いたいた!」


と、真ん丸な目をパッと開いた環くん。



「環、オマエどこ行ってたんだよ! こっちはオマエを探しに……」



総長様からの文句なんか無視。

半寝のフラフラ状態で、環くんが私の前に。



手に持っていたフカフカなひざ掛けを、私の首にかけると


「ひーちゃんの匂い、もう一度刷り込ませて。匂い消えちゃって、俺、眠れなくなっちゃったから」


目をトローンとさせたまま、私の首筋やほっぺにひざ掛けをこすりあててきたんです。

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