野いちご学園 逆ハーアイドル寮
そして私からひざ掛けを剥ぐと、ふわふわの毛に美少女顔をうずめて……
「あぁぁぁ~ ほんとこの匂い大好き~」
終始お寝ぼけ状態で、窓際の自分の席に座ったかと思ったら
「おやすみ~」
ひざ掛けを抱きしめながら、眠りこんでしまいました。
もちろんクラスメイト達は、環くんの不可解な行動をスルーはずもなく……
「えっ? 環くんと花園ってどういう関係?」
期間限定の、アイドルと作曲家ですとも言えず……
「総長様とも付き合ってるんだよね?」
それは絶対に違う!と否定したいのに、焦れば焦るほど声が出なくなっちゃって……
「ひ~め~。俺以外の男に熱い視線を注いだらダ~メ。俺を嫉妬させたいの?」