野いちご学園 逆ハーアイドル寮


タンカを切るように、堂々と言い切ってくれた総長様。

ステージに立つなんて私には無理だと思うのに、なんでこんなに心が温かくなるんだろう。

嬉しさがこみあげてくるんだろう。



「マイプリンセス。君なら絶対にできるよ」



……とばり君。



「ひーちゃんが頑張るなら、俺も頑張る。ひーちゃんが頑張らないなら、俺も頑張らない」



フフフ。

環くんは、いつも素直だな。



「タマ、姫歌ちゃんにをプレッシャーをかけるな。僕も見てみたい。幼稚園の頃、僕の後ろに隠れてばかりだった姫歌ちゃんが、ステージで堂々と話してるところをな」


「ナッキーだって、プレッシャーかけてるじゃんか」


「タマのは脅迫寄りだから、注意をしたんだ」


「風紀委員ぶりやがって」


「風紀委員ですが、なにか?」
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